ハーバード大学入試突破法

ハーバード大学入試突破法

生まれは九州、小学生で渡米し、ハーバード大学を卒業した僕の経験談です。皆様のお役に立てば光栄です。

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私が帰国子女ということもあって
英語を教えてほしいという依頼をたまに
頂戴します。「(人に何も教えた経験がない)
私でよかったら」的なノリで過去に何度か
やってみたのですが、長く続いたことは
ありませんでした。

スケジュール調整が難しい、というのも
理由としてもちろんあったのですが、
それ以前に私、日常会話があまり得意では
ないんですよね。言語関係なしにw

そんなことから自分の英語力を活かし切れて
ないなぁと、歯がゆい思いをしてたところ
思い当ったのがYouTube。これなら会話ではなく
一方通行。構成をちゃんと考えて、収録の
編集次第では私でも成り立つのでは、という
願いからチャンネルを開設しました!

「英会話」というより解説っぽくなって
しまってますが、分かりやすく、覚えやすくと
実用性を重視して撮ってみました。

よかったら是非ご覧ください!

 

ハーバード大卒の英会話 by Kenta

 

高校中退でもハーバードに入れるかという質問をいただきました。残念ながらとても難しいのではないかと思います。少なくとも僕のクラスメートでは高校中退は一人もいませんでした。ハーバードのホームページでも最後まで高校へ通うことを勧めています:

We strongly recommend that students complete whatever curriculum they have been taking.

もちろん例外はあると思います。例えば、ある男子高生のご両親が働けない状況になってしまい、彼自らが働いて幼い兄弟を養わなければならなくなってしまったとしましょう。やむをえなく高校を中退してしまいます。しかし彼は文句一つこぼさず、一生懸命働いて兄弟を育て上げます。そしてやっと時間とお金に余裕が出来てきた頃、昔見たハーバード入学の夢を実現したいと思いたったとしましょう。そのような場合でしたら可能性はもちろん有ると思います。いや、無いのでしたらそんな世の中に明るい未来はないでしょう。


でも確かにそのような場合だと彼はクラスメートよりかなり年上になってしまうかもしれません。しかし、日本人は外人に比べて若く見えるし、同じ学年でも年齢差は結構あるし、あまり気にする必要はないような気がします。僕は入学直後、外国人生徒歓迎会に招かれたのですが、そこで出会ったナイジェリア出身のクラスメートの頭はほとんど禿げていて、体系も太り気味でどう見ても同い年には見えませんでした。彼に、「何を教えてらっしゃるのですか?」と話しかけた僕はとても気まずい想いをしました。


しかし、やはりよっぽどの理由がない限り、高校中退はお勧めできません。社会人になってしまうと同世代との出会いが減ります。すごく減ります。トレンディードラマで観るロマンチックな出会いは存在しません。いや、ごくわずかの少数には運良く訪れるかも知りませんが、それを期待して行動するのはあまりにも無謀すぎます。高校生活にも色々と不満はあるでしょうが、限られた時間です。できるだけ多くのクラスメートと知り合い、人脈を広げてみてはいかがでしょうか?後悔はしないと思いますよ。

暑くなってきましたね。もうすぐ夏です。


近所の進学塾の前を通ると「夏を制す者は受験を制す」というテーマの広告をよく目にします。そのとおりです、ハーバードを目指すのであればせっかくの夏休みを無駄にしてはいけません。毎日机に向かって勉強なんてとんでもありません。


書き間違いではありません。学校でもできる勉強を夏休みにするのはとてももったいないのです。夏休みは学校でできない勉強をして、願書に面白みを出す大チャンスなのです。審査員は「夏休みはどう過ごされましたか?」という質問に「毎日16時間SATの勉強漬けでした」と答えられても、米一粒分の興味を持たないでしょう。


僕はアメリカの高校へ通っていたので、大学入試までに三度夏休みがありました。最初とその次の夏休みは帰国してロッテリアでアルバイトをしました。そして最後の夏休みはコスタリカ(中央アメリカ)の大学でスペイン語の勉強をしました。


「コスタリカの大学でスペイン語は凄いけど、ロッテリアって何?」と疑問に思われたかもしれません。確かに大学入試を意識してロッテリアのバイトを選んだわけではありません。アメリカの高校へ通っていたので、帰国しても遊ぶ友達がいないので暇で仕方ありませんでした。そこで思いついたのが「アルバイト先で可愛い女の子と友達になろう」大作戦でした。それを実行した結果、雇ってくれたのがロッテリアだった、ただそれだけです。


しかし、今考えると結果オーライだったのかもしれません。もしかしたら審査員にはあるストーリーが伝わったのではないのでしょうか。「僕は本場でスペイン語を勉強することを夢見る高校生。でも必要なお金がない。そうだ、アルバイトでお金を稼ごう。遊ぶ時間は減ってしまうけれど、夢を叶えるためだ。それに社会勉強にもなる。」という物語に審査員は心を打たれたのかもしれません。少なくとも書類上では、真面目に昇進もしてましたし(確かTランクからBかCランクに上がった記憶があります)。


僕の夏休みの過ごし方が理由でハーバードに入れたかどうかは自信は持てませんが、少なくとも勉強漬けの夏休みを過ごす必要はないということは断言できます。理想は審査員が「うんうん、それで、それで?」と聞きたくなるような夏休みの思い出話をできるようにしておくことです。せっかくの夏休み、思う存分冒険してみてはいかがでしょうか?本当に勉強漬けの夏休みを過ごしたければ、大学に入ってからでも遅くはありませんよ。

ハーバードに合格基準はありません。二度全く同じ願書を提出して、一度は受かり、一度は落ちるということがあってもおかしくないでしょう。なぜならば数字で表せられる試験の結果などで合格不合格が決まるのではないからです。極端にいえば審査員のその日の気分のようなもので決まってしまいかねないからです。

 

 

逆に不合格基準もありませんが、これをやってしまったら合格の見込みはないだろうということがいくつか思いつきます。

 

 

まずは人殺しです。あくまで聞いた話ですが、ある女の子の犯罪歴がハーバードにバレてしまい、その子はせっかくの合格を取り下げられてしまったそうです。もちろん願書に嘘を書くと合格は無効になるという決まりですが、犯罪がピンポンダッシュぐらいでしたらハーバードも目をつむったかもしれません。

 

 

次に思いつくのはザツに願書に記入してしまうことです。字が汚いと落ちるというわけではありません(願書はパソコン、またはワープロで記入するものと思った方がいいでしょう、特にこの時代)。しかし、単語の「つづり」や文法を間違えるのは致命的と思うべきです。生まれて17年、18年の人生の全てを伝える願書、そこでキメなくてはいつキメますか?

 

 

最後に思いつくのは勉強一筋の高校生活を送ってしまうことです。もちろん勉強一筋も極めるとこまでいって、今まで誰一人として解けなかった数学のナンチャラ方程式を解いてしまうようなことをすれば話は別ですが、受験者のほとんどが各学校の成績トップを誇る場合、学問だけで勝負するのは命取りです。スポーツするのもよし、ボランティアするのもよし、絵を描くのもよし、ラッパ吹くのもよし、自分の可能性、存分試してみてください。

 

高校時代、僕は学年で二番目に成績が良かったです。理由は知りませんが、一番成績が良かった生徒はハーバードを受けませんでした(決して脅したりしてません)。もし受けていたら僕の合格は危なかったと思います。僕の高校はとても小さく、一学年120人しか生徒がいませんでした。ハーバードとしては、そんな小さな高校から二人も受け入れるのはなるべく避けたいものでしょう。

 

 

もちろん僕が「特別」な生徒だったら話は別だったかもしれません。例えば、僕が黒人、ヒスパニック、又は先住アメリカ人(インディアン)でしたら成績一位、二位でなくても合格できる自信はあったでしょう。公平不公平は別として、様々な環境で育った生徒をキャンパスへ集めるのもハーバード入試審査員の一課題ですから。

 

 

でも僕もこのブログを読んでくださっている皆様も、勤勉、優秀であるべき東洋人として評価されます。ですから成績はかなり厳しく見られるでしょう。

 

 

しかし、だからといって現時点で成績があまりパッとしていない志望者は諦めるべきだとは言い切れません。正直実例は知りませんが、「見込みのある」成績の取りかたをすれば、合格の可能性が出てくると読んだことがあります。例えば、高校一年目はB、二年目はA-、そして三年目はA+という成績表を提出すれば審査員が、「こいつは高校二年目で目覚めたな。将来が期待できそうだ。」と思うかもしれないということです。

 

 

勤勉、優秀な東洋人といえど、所詮高校生なのです。童貞捨てることで頭いっぱいで、勉強なんか手につかない思春期なのです。ですから多少の過去の過ちは許してくれるかもしれません。最終的に審査員が求めているのはこれから伸びていく可能性なのですから。