夏は遊んで受験を制す | ハーバード大学入試突破法

ハーバード大学入試突破法

生まれは九州、小学生で渡米し、ハーバード大学を卒業した僕の経験談です。皆様のお役に立てば光栄です。

暑くなってきましたね。もうすぐ夏です。


近所の進学塾の前を通ると「夏を制す者は受験を制す」というテーマの広告をよく目にします。そのとおりです、ハーバードを目指すのであればせっかくの夏休みを無駄にしてはいけません。毎日机に向かって勉強なんてとんでもありません。


書き間違いではありません。学校でもできる勉強を夏休みにするのはとてももったいないのです。夏休みは学校でできない勉強をして、願書に面白みを出す大チャンスなのです。審査員は「夏休みはどう過ごされましたか?」という質問に「毎日16時間SATの勉強漬けでした」と答えられても、米一粒分の興味を持たないでしょう。


僕はアメリカの高校へ通っていたので、大学入試までに三度夏休みがありました。最初とその次の夏休みは帰国してロッテリアでアルバイトをしました。そして最後の夏休みはコスタリカ(中央アメリカ)の大学でスペイン語の勉強をしました。


「コスタリカの大学でスペイン語は凄いけど、ロッテリアって何?」と疑問に思われたかもしれません。確かに大学入試を意識してロッテリアのバイトを選んだわけではありません。アメリカの高校へ通っていたので、帰国しても遊ぶ友達がいないので暇で仕方ありませんでした。そこで思いついたのが「アルバイト先で可愛い女の子と友達になろう」大作戦でした。それを実行した結果、雇ってくれたのがロッテリアだった、ただそれだけです。


しかし、今考えると結果オーライだったのかもしれません。もしかしたら審査員にはあるストーリーが伝わったのではないのでしょうか。「僕は本場でスペイン語を勉強することを夢見る高校生。でも必要なお金がない。そうだ、アルバイトでお金を稼ごう。遊ぶ時間は減ってしまうけれど、夢を叶えるためだ。それに社会勉強にもなる。」という物語に審査員は心を打たれたのかもしれません。少なくとも書類上では、真面目に昇進もしてましたし(確かTランクからBかCランクに上がった記憶があります)。


僕の夏休みの過ごし方が理由でハーバードに入れたかどうかは自信は持てませんが、少なくとも勉強漬けの夏休みを過ごす必要はないということは断言できます。理想は審査員が「うんうん、それで、それで?」と聞きたくなるような夏休みの思い出話をできるようにしておくことです。せっかくの夏休み、思う存分冒険してみてはいかがでしょうか?本当に勉強漬けの夏休みを過ごしたければ、大学に入ってからでも遅くはありませんよ。