ハーバードでのコネづくり | ハーバード大学入試突破法

ハーバード大学入試突破法

生まれは九州、小学生で渡米し、ハーバード大学を卒業した僕の経験談です。皆様のお役に立てば光栄です。

ビジネスを成功させるにあたって、コネはとても大事です。大学時代の友達、知り合いというだけで仕事がもらえたりするんですから。卒業後僕が勤めていたコンサルティング会社は、そういうツテでいくつかの顧客を獲得していました。わからないことではありません。僕も大学時代の友達とでしたら、安心して仕事ができるような気がします(中にはよく知ってるからこそ一緒に仕事はしたくない奴もいますが)。

 

 

ですからTIGER さんのように、いずれビジネスをやろうと思うのならハーバードのような将来が期待できる人材が集まるところでコネをつくるのは悪くない考えでしょう。残念ながら僕は在学中、女の子のことぐらいしか頭になかったので積極的にコネをつくることをしませんでした。ですから自信持って提供できる情報は少ないのですが、もしTIGER さんがハーバードへ転入なさるのでしたら次のどれかに力を入れることを勧めます。
 

 

 

ハーバードの学生はほとんど寮で四年間暮らします。そして一年目以外はずっと同じ寮なので、同じ寮の同級生とは3年間ほぼ毎日、顔を合わせることになります。ですから本当に親しくなれるので、似たような将来図を持つ同級生がいれば近づくべきでしょう。

 

グループプロジェクトがあるクラス

同じクラスの生徒とグループを組んで課題に取り組むことが情報科学の授業で何度かあったのですが、将来のビジネスパートナーを探すにはこれほどいい方法はないような気がしました。お互いのスキル、考え方、人との接し方、長所短所がよくわかり、難しい課題を共に乗り越えれた時に堅い友情が生まれて、信頼できる仲間が増えやすい設定になってます。

 

Harvard Student Agencies

ここで社長になればハーバードビジネススクールへの進学を保証されると噂される、ハーバード大学生が経営する会社です。キャンパス内のクリーニング屋、掃除屋、雑用屋、広告代理店(ハーバード学生をターゲットとする会社向け)、出版社など色々やってます。僕も何度かこの会社に雇われて学校の寮の掃除や、学校近辺の家での食器洗いのバイトをしました。雇い人の学生は大人っぽく見えました。(悪くいえば老けて見えました。もう少し格好よくいて欲しかったです。そしたら僕も憧れて在学中、ここに「入社」することを考えたかもしれません。)

 

学校新聞

Harvard Student Agenciesと同じく、ここでも編集長になれば何処のビジネススクールでも行けると噂される、ハーバード大学生が経営する新聞です。僕のルームメートがこの新聞の連載漫画を描いてたので、度々話を聞くことがありましたが、とりあえずここに属する学生は授業をおろそかにまでして、新聞の課題をこなしているそうです。同じ寮の知り合いもこの組織に属していたのですが、何度か単位を落としていました。そこまで学生を狂わせるこの新聞、何かがあるのでしょう。

 

ファイナルズクラブ

アメリカの大学映画では必ずといってもいいほどfraternity(男子学生の同好会)のパーティーのシーンが出てきます。会場はそのfraternityが住む家で、音楽がガンガン流れ、参加者は浴びるように安いビールを喉の奥へ流し込み、男女はむさぼるようにジャレ合い、最終的には誰かが傷ついてしまう集会です。そんな映画のシーンが現実にどれだけ近いのかは知りませんが、fraternityに属していたということは、卒業後結構役立つと聞いたことがあります。同じfraternityの人間はお互いの面倒を見合うのが当たり前だそうなので、もし同じfraternityの先輩後輩で卒業後同じような道へ進むようなことがあれば、先輩は後輩にとって力強い味方となるのでしょう。

 

ハーバードにはfraternityと呼ばれるものはありません。入会儀式として、大量の酒を飲まさせる新入生がアルコール中毒で死んだりすることが少なくないから禁じられたんだと思います(僕が在学中の時も近くのMITでそういう事件がありました)。しかし似たようなものがあって、ファイナルズクラブと呼ばれてます。聞いた話だと同じようなことをしているそうです。僕も在学中入会を誘われたのですが(僕が留守中に無断で部屋に入ってきて僕の机の上に招待状を残していくという気色悪い手口で)、当時の彼女に反対されて断念しました。行ってみたかったです、Wellesley女子大学とのピックニック。