ハーバード入試突破必須筆記道具 | ハーバード大学入試突破法

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生まれは九州、小学生で渡米し、ハーバード大学を卒業した僕の経験談です。皆様のお役に立てば光栄です。

ビック4カラーペン


皆さんはBIC という会社が造る4カラーペンという優れものをご存知ですか?四つのボタンのうち、一つを押すたびにペンの色が変わります。赤、青、緑、黒のインクが一つのペンで自由自在に使えるのです。授業でノートに書き込む際、上手く色を使い分けて文章や図を整理すれば、テスト勉強にかなり役立つ資料が出来上がります。


僕が在学中、このペンはガリ勉のシンボルと言われていました。もちろん良い成績を与えられる学生を嫉む他の学生が流したデマに過ぎないでしょう。しかし確かにこのペンを使う生徒と一緒にいると、大抵僕は居心地悪く感じました。


彼らの多くは競争率の高い医学校を目指していました。そして本当によく勉強していました。他の学生よりも多く単位を取り、高学年になると研究室などに属して、まさに多忙の日々を過ごしていました。週末も、週末だからこそ勉強していました。たまに寮の食堂で一緒に食事を取ることがありましたが、彼らの話を聞いていると気持ちが焦りました。僕も決して怠けたつもりはありませんが、彼らと自分を比べると罪悪感さえ覚えました。時には彼らに憎しみのような感情も持ちました。決して(血液検査を受けると必ず貧血を起こす)僕は医学校に行きたいとは思いませんでしたけど。


でも実は僕も高校時代、このペンを愛用してました。もちろん僕の高校ではこのペンは何のシンボルではありませんでした。しかし、高校のクラスメートには僕も医学校志望者のように見えたのかもしれません。常に好成績を取っていたせいか、皮肉を言われることも少なくありませんでした。


不思議なものです。努力、向上心を映画などで見ると応援したくなりますが、実際に目の前で努力して頑張る人間を見ると素直に応援できません。映画だと人を様々な角度から見ることが出来ますが、現実では人を見る角度が限られるからでしょうか。