エールからでも人が転入してくるハーバード | ハーバード大学入試突破法

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生まれは九州、小学生で渡米し、ハーバード大学を卒業した僕の経験談です。皆様のお役に立てば光栄です。

先日tigerblog さんからハーバードの転入生について問い合わせをいただきました。現在彼は転入を検討しているようで、ハーバードの転入生はどんな人間か知りたいそうです。彼のブログを拝見させていただきましたが、かなり強い向上心の持ち主のように感じました。きっとその向上心のあまり、もっとレベルの高い大学への転入をお考えなのではないかと思います。

 

 

僕の知っているハーバードの転入生は真面目な方が多かったです。高校からの入試では惜しくもハーバードに受からず、大学一年目を他の大学で過ごし、好成績を認めれられて転入してきた方々でした。

 

 

何故一度落とされるような人間が、転入なら合格するのかはわかりません。でも僕の知ってる転入生はYale、Dartmouth、Wellesleyという高レベルの大学から来てました。ですから学力的には決して最初から合格したハーバード生には劣ってませんでした。所詮、アメリカの大学入試の合格、不合格なんて生身の人間が決めるものです。似たようなレベルの二人の志願者のうち、どっちを取るか決める際、一人の名前が偶然審査員の好きな俳優と同じだという理由で合格する可能性もないとは言い切れません。

 

 

しかし転入すると、犠牲を払うことになります。引越しなどにはもちろん費用がかかります。その上、せっかく大学一年目で出会えた友達と離れ離れになってしまいます。大学一年目は皆が皆新しい仲間をつくろうと積極的に動き回りますが、もう二年目になると落ち着いてしまっているのがほとんどです。とくにほとんどの学生が寮生活をするハーバードでは、そうなる可能性を高める制度があります。ハーバード大学生は二年目から卒業まで同じ寮に属さなくてはいけないのです(もちろん違う寮へ移る面倒な手続きを取ることも可能ですが)。食事はもちろん、様々な行事(卒業式まで)が寮ごとに行われるので、一緒に同じ寮に入ろうと決めた仲間と大学生活のほとんどを一緒に過ごすことになります。

 

 

そのせいか、僕が知り合った転入生の中には友達も少なく寂しそうに大学生活を過ごした方もいたり、転入生同士で(仕方なくとまでは言えませんが)仲間をつくってた方もいました。でも一人として転入したことを後悔する人はいないようでした。