英語覚えたいなら外人の恋人 | ハーバード大学入試突破法

ハーバード大学入試突破法

生まれは九州、小学生で渡米し、ハーバード大学を卒業した僕の経験談です。皆様のお役に立てば光栄です。

ハーバードの入試を突破するには英語は絶対に必要です。もちろん凝ったズル(例:SATを他人に受けてもらい、エッセイを他人に書いてもらう)をした場合は話は別ですけど、実際に入学して授業を受ける際、英語の理解力が低ければ苦労することは間違いなしです。ですからハーバードを目指すならば、英語を覚えても決して損はないでしょう。


ハーバードを目指しているわけではないでしょうが、日本人の皆さんは英語を覚えるのにかなり力を入れているように思えます。電車の中吊りには英会話教室の広告がよく見られますし、雑誌を開けば英語テープの広告が多数のページに載っています。それに、この留学のジャンルがあること事態が日本人の英語に対する熱意を語っているのではないでしょうか。


上の例の中で、どの方法が一番効果的なのかはわかりません。でも英語を覚えるのに一番手っ取り早いのは、やはり英語を話す、つまり外国人の恋人をつくることだと思います。


僕はハーバードに入学する前に8年間アメリカの学校に通いました。ですから入学当時の英語の理解力は既にかなり高かったものだと思います。しかし、決してペラペラではありませんでした。渡米して間もなく僕は思春期を迎えました。英語を覚え出しの僕は、学校でクラスメートに間違った発音や表現を指摘され、笑いのネタにされるのがとても嫌で、無口になりました。おかげで英会話は全然上達しませんでした。高校では英語で書いたエッセイで賞を取る程の英語理解力を持ちながら、スピーチをすれば笑われる存在でした。(当時は僕の英語の発音を笑ったクラスメートを憎みましたが、つい最近友達の結婚式でとてつもなく外れた発音で日本語のスピーチをする外人の牧師と出会い、笑いをこらえるのに必死な思いをし、クラスメートを憎んだのは間違っていたことを実感しました。)


しかし大学入学後、僕にはアメリカ人の彼女が出来ました。無口で口下手な僕を彼女が何故気に入ってくれたのかは確実にはわかりません。でも彼女が日本人とアメリカ人のハーフだったのが大きかったと思います。しかし育ちはアメリカで日本語はほとんど喋れませんでしたので、僕らは英語で会話しました。いくら無口な僕と付き合うまで至ったといえど、常に彼女が話し手で僕が聞き手では彼女もいずれ愛想を尽かすだろうと思い、僕は必死で英会話術を覚えました。彼女は容姿があかぬけていて、男子クラスメートに人気があったので彼女の視線が僕から逸れないように努力しました。そして気づいたら僕の英語はかなり上達していました。決して「おしゃべり」にはなっていませんでしたが(思春期に無口になったのは性格のせいでもあったと思います)。


もちろん外国人と恋人関係になることに対して抵抗がある方にはこの英語習得法は適しないかもしれません。しかし、コミュニケーションが命の恋愛関係、英語を学ぼうという「やる気」を起こすのにはこれに勝るものはないと思います。それに上手くいけば人生のパートナーとなる相手を見つけられる可能性というオマケつき、悪い話ではないでしょう。